屋根裏から音がする?害獣の種類と危険な被害事例|早期駆除のすすめ

屋根裏から音がする?害獣の種類と危険な被害事例|早期駆除のすすめ
  • URLをコピーしました!

夜になると屋根裏から「ドタン!バタン!」「ドタドタ」と不審な音が聞こえる…そんな経験はありませんか?
その音の正体、実は害獣かもしれません。屋根裏は、アライグマ・ハクビシン・イタチ・タヌキ・テンなどの害獣にとって、格好の住処です。

これらの害獣は、人知れず屋根裏に侵入し、糞尿・騒音・建物の破壊・健康被害など、私たちの生活に大きなダメージを与えます。

この記事では、屋根裏に現れる害獣の種類や特徴、被害内容を詳しく紹介し、どう対応すべきかを解説します。

目次

害獣被害の見分け方とその難しさ

夜間の足音・鳴き声の違い

害獣が屋根裏にいるとき、最も分かりやすいサインが「音」です。

特に深夜や明け方に、天井から足音や物音がする場合、害獣が活動している可能性が高いです。アライグマやハクビシンのような大型の害獣なら「ドタン!バタン!」と重い音がします。イタチやテンのような小型害獣なら「ドタドタ」と少し軽い音になりますが、いずれにしろ耳を塞ぎたくなる騒音には違いありません。

また、「ギャー」「キー」といった鳴き声が聞こえることもありますが、音だけで正確に種類を特定するのは難しいのが実情です。さらに、家の構造や時間帯によって音の響き方も変わり、他の原因と勘違いするケースもあります。音を頼りに特定しようとすることは、精神的なストレスを抱える原因にもなります。

悪臭やシミによるサイン

屋根裏から漂う異臭や、天井にできたシミも害獣被害の典型です。糞尿のたまり場になっている場合、アンモニア臭や腐敗臭が室内にまで広がることもあります

また、天井の一部に黒ずみやカビが発生するのは、害獣の糞尿が原因である可能性が高いです。衛生的にも放置は危険です。これらの臭いは一度染みつくと消臭が難しく、健康被害だけでなく不快感による生活の質の低下も招きます。

目に見えるシミが広がっている場合は、すでに被害が進行しているサインでもあります。

屋根や壁の破損の痕跡

害獣は屋根のわずかな隙間から侵入しますが、その際に屋根瓦や通気口を破壊することがよくあります。特にアライグマのような力の強い害獣は、金網や木材も押し破って侵入します。

屋根裏の断熱材が荒らされていたり、壁に引っ掻き傷がある場合は、すでに害獣が居ついていると見て間違いありません。また、侵入口の周囲に毛や糞が残されていることもあり、そうした痕跡が見つかった場合は早急な対応が必要です。

しかし、こうした破損は外壁や屋根裏に登って確認しなければならないことも多く、どの種類の害獣による被害かを素人が判断するのは難しいのが現実です。

屋根裏に侵入する害獣の種類

害獣の痕跡があった場合、いったいどんな種類の害獣が潜んでいるのでしょうか。ここでは、屋根裏に住み着く害獣の種類を説明します。

アライグマ

アライグマは北米原産の外来種で、日本全国に分布を広げています。

体長は60cm〜90cm程度と大型で、手先が非常に器用なため、屋根瓦をずらしたり、通気口の金網を外して屋根裏に侵入します。

アライグマは一度住み着くと、断熱材を引き裂き巣を作り、子供を一度にたくさん出産するので被害が急速に広がります。さらに、夜間に大きな足音を立てるため、睡眠妨害にもつながります。

また、アライグマは狂犬病ウイルスを持つリスクもあり、人への健康被害が非常に懸念されます。

アライグマ

ハクビシン

ハクビシンは、顔の中央に白い線が入っているのが特徴で、細身の体を活かしてわずかな隙間からでも屋根裏に侵入します。

体長は約90cm程度で、木登りも得意なため、電線や枝を伝って屋根にアクセスすることもあります。

屋根裏では「ため糞」と呼ばれるハクビシンの習性で同じ場所に糞尿を溜め込み、これが天井の腐食や悪臭、カビの発生を引き起こします。

また、果物や野菜などを食い荒らすため、庭や畑の被害も報告されており、住宅全体に影響を及ぼします。

ハクビシン

イタチ

イタチは細長い体を持ち、体長は30cm〜40cmと小柄ながらも、屋根裏に潜む代表的な害獣の一種です。

非常に俊敏で、わずかな隙間からでも容易に侵入し、夜間に活動するため物音や鳴き声が目立ちます。

また、イタチは「臭腺」と呼ばれる強烈な悪臭を放つ器官を持っており、その臭いが家の中まで広がることもあります。

断熱材を破損したり、糞尿による衛生被害も深刻で、特に古い家屋での被害が多く報告されています。

繁殖期には鳴き声も激しくなり、不快感が増すため、早期の対応が必要です。

タヌキ

タヌキは一般的には地上性の動物として知られていますが、都市部では屋根裏に侵入するケースも増えています。

体長は50cm〜70cmほどで、比較的大型のため、一度侵入すると屋根や壁の構造を破壊する恐れがあります。

また、タヌキはノミやダニを体に多く持ち、屋根裏で繁殖すると寄生虫被害が家中に広がることになります。

さらに、タヌキは「疥癬症」や「ジステンパー」などの感染症を媒介する可能性があり、ペットや人へのリスクも無視できません。
人懐っこいイメージとは裏腹に、住宅への被害は深刻です。

タヌキ

テン

テンは木登りの名手で、山間部だけでなく都市部の住宅地にも出没することがあります。

体長は約50cm前後で、イタチに似た姿ですが、より肉食傾向が強く、小鳥やネズミ、時にはペットを襲うこともあります。

テンは屋根裏に侵入すると、夜間に激しい物音を立てたり、断熱材をかき乱して巣作りを始めます。

また、テンは繁殖力が高く、一度住み着くと長期にわたり被害が継続することが多いため、発見次第早急な駆除が求められます。

テン
害獣の種類特徴主な被害
アライグマ力が強く、器用な手で屋根を破って侵入。繁殖力が高い。屋根破損、糞尿の悪臭、寄生虫、健康リスク
ハクビシン顔に白い線、狭い隙間から侵入。果物好き。糞尿堆積、天井の腐食、カビ、寄生虫
イタチ小型・俊敏・臭腺あり。夜間活動が活発。鳴き声、悪臭、騒音、断熱材被害
タヌキ大型、地上性だが屋根裏に侵入。屋根破壊、ダニ・ノミ、寄生虫、病原菌
テン木登り得意、小動物捕食、繁殖力あり。鳴き声、糞尿、ペット被害、繁殖による建物劣化
害獣の種類と特徴・主な被害

害獣被害を放置するリスク

建物の劣化と高額修繕費

害獣による糞尿は、天井板や柱を腐らせ、建物の耐久性を大きく損ねます。また、湿気が溜まりカビが繁殖すると、家全体の資産価値が下がる原因にもなります。

修繕には多額な費用がかかり、放置すればするほどコストが膨らみます。さらに、建物内部に害獣が長期間居座ることで、木材が食い荒らされたり、断熱効果が著しく低下する恐れもあります。

最悪の場合、構造的な強度が低下し、安全面でも問題が生じることになります。

健康リスクの増大

害獣は様々な病原菌や寄生虫を持っており、家庭内でのアレルギーや感染症のリスクが高まります。特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では、健康被害が深刻になる可能性もあります。

害獣の死骸や糞尿は、ウイルスや菌の温床となるため、早急な対処が必要です。さらに、糞や尿に含まれるレプトスピラ菌やサルモネラ菌などが原因で、呼吸器系疾患や食中毒を引き起こす例もあります。

ペットにも害獣から感染するリスクがあり、家族全体への影響が懸念されます。

電気系統への被害と火災リスク

害獣は電気配線を齧る(かじる)習性があり、ショートや火災の原因になります。特に古い住宅では、配線がむき出しのままになっている箇所も多く、危険度が高まります。

気づかないうちに火災が発生するリスクを抱えているかもしれません。さらに、暖房器具や通電部分の近くに巣を作ることで、発火の可能性が増大します。

自力での対処(駆除)は危険

法律の壁

多くの害獣は「鳥獣保護法」という法律で守られており、勝手に捕獲や駆除を行うと違法となります。許可を得ずに対処することで、罰則を受けるケースもあるため、慎重な対応が求められます。

その点、専門業者は法律に基づいた適切な対応を行うため、安心して任せられます。さらに、自治体ごとに定められた捕獲・駆除のルールに従う必要があり、素人が無許可で行うことは非常にリスクが高いです。

違法な駆除は罰金や懲役など重い刑罰が科せられる場合もあるため、法的知識のないまま行動するのは避けるべきです。

逃げられてしまうリスク

害獣は非常に警戒心が強く、素人が追い出そうとしても失敗することが多いです。屋根裏の奥深くに隠れたり、逆に凶暴化して人を襲う危険性もあります。

安全かつ確実に対処するには、専門的な知識と技術が必要です。さらに、半端な駆除では、追い出したと思っても別の侵入口から再侵入されることが多々あります。

害獣は環境が快適であれば何度でも戻ってくるため、一時しのぎの対処は根本的な解決にはなりません。

感染や事故のリスク

害獣に噛まれることで、狂犬病や破傷風など重大な感染症にかかるリスクがあります。また、屋根裏での作業は、足元が不安定で転落事故が発生する可能性も高いです。

無理に対応せず、プロの業者に任せることが、自分と家族を守る最善策です。さらに、害獣の死骸を処理する際にも感染リスクが伴い、消毒や防護装備が不十分だと大きな健康被害につながります

知識や装備がないままの作業は、予想外の事故を招く元です。

害獣駆除は専門業者へ依頼するのが最善

専門業者の対応範囲

調査、駆除、侵入口封鎖、清掃・消毒など、一貫して対応してくれるのが専門業者の強みです。

害獣の種類や状況に応じた適切な駆除方法を用い、安全かつ迅速に問題を解決してくれます。また、再発防止まで考慮した徹底したサービスを提供してくれます。再発防止のためのアフターフォローを実施する業者も多く、長期的な安心感を得ることができます。

個別の家屋構造に応じた柔軟な対応ができるのも専門業者ならではの利点です。

コストパフォーマンス

一見、業者への依頼は高額に思えるかもしれませんが、被害が拡大する前に対処すれば結果的に安上がりになることがあります。自力での試行錯誤に費やす費用や時間を考えれば、プロに任せる方が確実かつ効率的です。

見積もりを依頼して、早めに対応することが大切です。加えて、業者によっては無料見積りや初回割引など、コストを抑えるためのサービスを提供しているところもあります。被害の程度に応じた柔軟なプランを選ぶことで、無駄な出費を防ぐことができます。

早期対応のメリット

被害が軽いうちに駆除を行えば、建物や健康へのダメージを最小限に抑えることができます。被害が進行する前に手を打つことで、精神的な負担も大幅に軽減されます。

「もしかして」と思ったら、すぐに相談するのが安心です。放置期間が短ければ、それだけ駆除作業も簡単に済み、作業時間や工事範囲も限定されます。家族の安全と快適な生活を守るためにも、早めの行動が大切です。

まとめ:害獣被害は早期発見と迅速な対応がカギ

屋根裏に害獣が潜んでいると、生活に大きな支障をきたします。
アライグマ、ハクビシン、イタチ、タヌキ、テン…どの害獣であっても、被害は深刻です。

害獣の種類を自力で見分けようとせず、少しでも異変を感じたら専門業者へ相談することが、被害を最小限に食い止める最も確実な方法です。
また、放置による被害の拡大や健康リスクを避けるためにも、迅速な対応が求められます。

迷わず行動することが、大切な家と家族を守る第一歩です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

駆除ワーカーズのマーケティング担当として日々現場と向き合い、これまで累計4万件以上の駆除案件を管理。
実際のお客様から寄せられるご相談内容や、現場で起きているトラブルの傾向、そして変化し続ける駆除業界の動向を常に把握しています。

記事では、単なる情報提供にとどまらず、害獣被害に悩む方の不安や疑問に寄り添うことを何よりも大切にしています。
「誰に相談すればいいの?」「このまま放置して大丈夫?」と迷われている方に、少しでも安心を届けられれば幸いです。

目次